各キャラクター台詞
台詞の一部または全てをボイスサンプル等に
使用可能です。
※文脈がおかしくなるような切り貼りは
避けてください。
【注意事項】
・一人称、語尾等変更→×
・性転換→×
※但し、演者の性別は問いません。
・アドリブ、アレンジ→○
※過度なものはNG
1.ナレーション
我々が暮らす大陸のうち、西に位置するのは、西洋と呼ばれる列強の国々。中でも一大勢力として名高いのは、大国、アレス王国である。
優雅で豪華絢爛な城を構える、首都フェリドール。そこでは代々王政が敷かれ、貴族たちが地方を治める。
とりわけ、王立騎士団の抜きん出た強さに諸国は震え上がった。そう、ただ一国を除いては。
東の国、アル・シャンマール。砂漠のオアシスから生まれた首都ハイヤートは、交易の中心地として栄える。軍は少数精鋭ながら、武器も多種多様。火矢、毒など、勝つための手段は選ばない。
それゆえ蛮族と蔑まれながらも、砂漠に眠る豊かな資源を守り抜こうと、過去にはアレス王国と熾烈な争いを繰り広げてきた。
十年前の作戦では一部領土獲得に成功するも、数か月後の奇襲により、侵攻は失敗。以降、冷戦状態が続く。
少々難儀な国ではあるが、西洋統一、そしてアレスの人々がより豊かになる為には外せない領土である。
我々はこの長きに渡る戦争に勝利し、アル・シャンマールを手中に収めなければならない。すべては、アレス国王のために。
3.リュシアン
なぜ、そんなに驚いていらっしゃるのですか?
俺の中での正義は……姫様。あなたを命にかえてもお守りすることです。それが俺の生きる意味で、ここにいる理由です。申し上げたではありませんか。必ず助けに行く、と。
(自分の返り血に気づいて)
ああ、申し訳ありません。血が…恐ろしいですか?
(シエナに敵を殺したことを責められて)
どうして……ですか。俺は、ただ……あなたをお救いするために。
なにゆえ、蛮族に同情なさるのですか? 奴らは、俺たちの敵なのですよ。
姫様、俺が恐ろしいですか?
……いえ。俺のことはどう思われようと構いません。俺はそれでも、あなたをお守りするだけですから。
【シーン】
囚われたシエナを助けるため、敵を何人も殺しながら乗り込んだ後。
4.ザイド
どうした?食わないのか。これでも王室御用達のシェフに作らせたんだが……どうやら、アレスの王女様の口には合わなかったようだな。
(シエナに罵倒されて)
口を開けば蛮族蛮族と…アレス王国は大した教育をしているようだな。それ以外は、何も学ばなかったのか?
いいだろう。俺たちのことが気に入らないなら、すぐにでも出ていくといい。砂漠の夜は冷えるから、せいぜい気をつけるんだな。まあ、餞別がわりに水くらいはくれてやろう。
(ため息をつく)
本当はお前も気づいているんだろう? 自分の国のおかしさに。
一度、どちらが蛮族なのか、よく考えてみることだな。
【シーン】
丁重にもてなしているにもかかわらず、自分を敵視する人質(シエナ)に向けて。
5.アイシャ
誰に似てるかと思ったら……あんた、死んだ妹に似てるんだね。その負けん気の強いところも、妙に冷めたところも。
あーあ。あんたはアレスの王女様。にっくき敵だってのに……皮肉なもんだねえ。
でも、わかってるんだ。殺したのはアレス兵であって、あんたじゃない。あの戦争は誰にも止められなかった。ましてや、小さくて無力で、しかも捨て駒の王女様に何が出来る?あんたは本当になんにも知らなかっただけなんだね。そう思ったら可哀想になっちまってさ。
憎むべきなのは、あたしらを侵略しようとするアレス王だ。あんたのことは決して悪いようにはしないさ。約束するよ。
【シーン】
シエナが自国に見捨てられたばかりか、殺されそうになった後で、ショックを受けているところを慰める。
6.セシル
殿下、よくぞご無事で……! ああ、良かった。もう、心配したんですよ~。
殿下には生きていて頂かなくては。だって、まだまだお教えしていないことが沢山あるじゃないですか。
何か酷い目に遭わされたりはしてませんか? ああ、ちゃんと五体満足ですね。それにしても怖かったでしょうに、よく頑張りましたね。
まもなくここは戦場になりますから、早く脱出しましょう。この先に兵を待たせてあります。
(戸惑い、動こうとしないシエナに)
どうしたんですか?このままでは、奴らの人質になってしまいますよ。僕はブラッドリー卿を探しに行きますから、その間に。ささ、早く行ってください!
【シーン】
シエナが敵国に囚われた後。戦いのさなか、誰よりも先にシエナを見付けて逃がそうとする。
7.ミレイユ
王都へ行かない、のですか……?
わかりました。わたくしはあとから参ります。姫様には明日、お伝えしておきますわ。
理由は…お尋ねしない方がよろしいのでしょうか。何かお考えがあってのことなのでしょう?
いいのです。初めてここに来た時、姫様にお仕えできて光栄ではありましたが、王都から遠く離れてしまったのが不安で……。あなた様は、そんなわたくしに優しくしてくださいました。
ですから、わたくしはオルコット卿のお役に立てるのなら、どんなことでも致しますわ。御用があれば、何なりとお申し付けくださいませ。
それくらいしか……わたくしにできることは、ありませんもの。
【シーン】
シエナたちが王都へ向かおうとする日。セシルから、一人だけ王都行きを止められる。
8.アルヴィン
どうした。目を覚ませ、リュシアン! 私たちが仕えるべきお方は誰だ? 陛下だろう。その陛下の他ならぬご命令だ。
もう一度警告する。そこをどけ。どかぬなら……わかっているだろうな?
(反論するリュシアンに)
やはり貴様は……姫君の護衛騎士なんぞに選ばれて自惚れたか。
私たちは陛下に仕える身だ。あるじを勘違いしてどうする。
(何も言わないリュシアンに)
……そうか。それが貴様なりの正義、と言うやつか。
いいだろう。もはや対話は不要。弟が間違えたなら、正すのは兄の役目だ。
(剣を構える)
剣を取れ。次は本気で討つ。
あとは、お前の剣に聞いてやる!
【シーン】
戦いのさなか、シエナを守ろうとするリュシアンと対峙し、剣を交えることになる。